湧き上がるもの
人と人のつながりは、四半世紀をかけて変わってきた。
戦前、まだ規律という言葉が言葉でしかなかった時。
皆、言いたいように叫んだ。
皆、歌いたいように唄った。
皆、生きたいように行きた。
これから来るのは、
個々のインディビジュアルが、社会的な立場を得られなくなってくるということだろう。
それは、人間の奥底にしまわれ、もっと機械的で、合理的、常に計算しているような脳味噌が、良いとされる世界。
どちらがいいのか、
私は、人間になるためには、傷を負わなければならないと思う。
負けなければいけないと思う。
そうしたトラウマや、後悔、寂しさ、
足りないと思うことが、欲することが人間。
個々のインディビジュアルみたいな、ふざけたエラーはなく
当たり前のように、正常に機能することで、それは逆に退廃を意味する。
生産、消費、供給、サイクルを繰り返し、やがて朽ち果てる。
いつの日か、半永久的な収束、終わりを意味する。
バグは、困る人を作り出すが
その解決という答も同時に作っている。
天と地どちらに転ぶのか、
自分が望んだほう。